税務相談ではどんなことを相談できるのか
税務相談とは、税理士法で定められている税理士の独占業務のひとつで、税金に関する手続きなどについて税理士にアドバイスを求めることを言います。
ここでは、税務相談で具体的にどのようなことについて相談できるのか解説します。
税務相談とは
税務相談とは、税務官公署に対する申告や主張、陳述、申請書の作成において、税理士が租税の課税標準等の計算事項に関する相談を受けることを言います。
具体的には、税務申告などに直接かかわる個別の相談を受けたり、実際に税金の計算をしたりといったことはもちろん、節税対策のシミュレーションを立てて具体的な節税方針を提示するといったことも税務相談になります。
税務相談は税理士にのみ認められている独占業務です。
税理士が受けられる税務相談の内容
税理士が受けられる税務相談の内容は、税金に関する悩みや困りごとについての相談です。
税金に関する悩みや困りごとについての相談とは、以下のようなものを言います。
- 個人の所得税の計算の相談など税金の相談
- 法人の節税対策や決算対策に関する相談
- 税務調査の立会いについて
- 相続税や贈与税について
- 消費税の課税事業者の選択、簡易課税の選択やインボイス特例の選択における有利不利の判断 等
税務相談でよくある具体的な相談内容
税務相談として寄せられる、よくある具体的な相談内容を紹介します。
- 大きな買い物をする際、経費にできるかどうか
- 会社の売上げが伸びて税額が上がりそうなので、節税する方法はあるか
- 自分(または親)が亡くなった場合、どのくらいの相続税が発生するのか
- 相続税を節税するために贈与税を活用する方法
- 不動産購入などをした場合、相続税の節税になるのか
- 個人事業者が法人化するべきかどうかの判断
税理士はこのような税に関する悩みや困りごとについてのアドバイスができ、税務相談にはあてはまらない経理や資金繰りなどについても専門的な知識が豊富なため、それらについての助言も行ってくれます。
税務相談に該当するかわからない場合でも、さまざまな内容について相談に対応しています。
まとめ
税務相談とは、税理士しか受けることが認められていない税務申告などに直接かかわる個別具体的な税金に関する相談です。
税務相談はもちろん、税金や経理も含め総合的により効果のあるアドバイスを受けたい場合には、税理士にサポートを受けることをおすすめします。